（WE’RE THE MILLERS・2013・米）
タイトル「なんちゃって家族」の通り、ニセの家族が織りなす、笑えて、ホッとして、ドキドキできる痛快コメディ。
主人公の”デヴィッド”はマリファナのプッシャー（売人）。同じアパートに住む、童貞でお人好しの”ケニー”が不良たちに絡まれているホームレス少女”ケイシー”を助けようとするが、逆に襲われる姿を目にするデヴィッド。
そこで、助け出そうとするものの逆に商品のマリファナと今までの売り上げすべてを奪われてしまう。その後、マリファナの元締めである組織から許しを得るために出された命令は「メキシコからマリファナを密輸せよ」だった。
命を奪われないためにしかたなく仕事を引き受けるデヴィッド。プッシャーではなくスマグラー（密輸入者）として仕事を成功させるためにとった方法は、ケニー、ケイシーに加え、隣人であるストリッパーの”ローズ”と４人でニセの家族を演出し、キャンピングカーに乗ってマリファナを運び国境越えを行おうとするもの。
果たして、この計画は成功するのか？ というのが大まかなストーリー。
密輸旅の道中で起きるさまざまなハプニングには抱腹絶倒。ストーリーも良い意味でバカげていているにも関わらず、共感できる部分も多くて応援したくなる場面も。テンポのよさはもちろん、劇中に登場するキャンピングカー”Coachmen Encounter”のサイズや装備にアメリカらしさを感じたりと、いろいろな意味で映画を満喫できます。
DVDはもちろん、ブルーレイも販売中。