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freedamnでは、キャンプでの新しい楽しみ方としてボードゲームを
いくつか紹介させていただきました。
ネットゲームももちろん楽しいですが、
ボードゲームならではの空気感や顔色を窺うといったものを
もっと感じて楽しんで貰えたらいいなと。
いちばん苦労したのはゲームの選定でした。
キャンプで。とひと言でいってもバンガローやテントの中なのか
焚き火やアウトドアテーブルを囲んで遊ぶのか？　テーブルの大きさは？
などなど、選ぶのもひと苦労。
そこで、誌面ではパッケージサイズやボードのサイズ、
おおよそ必要なテーブルサイズなども入れています。

そんな撮影の折り、他誌の取材でキャンプ場泊をしていたのですが
夕方から生憎の大雨…。そこで、バンガローに移り
たまたまリュックに入っていたカードゲームをすることに。
そうしたら、大盛り上がり！
お気に入りをひとつでも見つけて、旅のお供に忍ばせておくと
こうしたときに役に立つんだなあと実感しました。

12月号では巻頭企画で、秋冬キャンプの醍醐味である「焚き火」を大特集。
芸人のヒロシさんをはじめ、多くの人の焚き火愛が紹介され、読み応えも十分。
また、焚き火ギアも掲載されているので参考になります。

freedamnではほかにも新型VOLVO V60の紹介。

インフォメーションページなどで
執筆・製作させていただいております。

また、インフォメーションページで紹介してる
PORK CHOPのボックスシリーズは
作りの良さやデザイン、スタッキングのしやすさなど、
とっても便利で事務所やキャンプでも重宝しています。

ほかのテーブルゲームとはちょっと違い、集中力と反射神経を必要とするのがこのジャングルスピード。本国フランスではミリオンセラーを超える超人気のゲームです。
ルールは均等に分けた自分のカードの山札から、１人ずつ順にカードをめくって自分の前に出し、色ではなく同じカタチの図柄が出た瞬間、真ん中に置いておいた棒（トーテム）をつかみ取るというもの。
ただ、棒を掴んでいいのは山札と同じカードを出した人のみ。棒を取った人はそれまで出したカードをすべて、取れなかった人に押しつけられる。また、当事者ではない人が棒を取ったりしたら”お手つき”になり全員分の捨て札を引き取るハメになるので要注意。

カードにはまぎらわしい図形のほか、３つのスペシャルカードもあり大混戦。ゲームは自分の山札をいち早くなくした人が勝利します。

仲良しどうしはもちろん、初めて遊ぶ人でもすぐに遊べて盛り上がれるパーティゲームです。

キャンプや車中泊の遊び道具にぴったりです。

順番に一枚ずつめくりながら皆の出すカードの図柄を凝視し、自分と同じ図柄が出た瞬間に棒を取るスピードゲーム。右端にあるような紛らわしいカードも多く、お手つきしそうなので絵柄の認識をしっかりする必要があります。（色違いはオーケー）

図柄以外にある特種カード。右から「全員一斉に棒取り」「全員一斉めくり」「全員一斉めくり、同じ色で棒取り」というルール変更が突然に発生し、混乱が起こりゲームは白熱します！

順番にサイコロを筒に入れて振り、自分の色のコマを進め食人植物が待ち構える危険な森のなかにある橋を渡っていくゲームです。
7つある自分のコマのうち３つをいち早く渡らせた人が勝利します。

手番では筒に入れて振ったサイコロをコッソリ見て、出た目を自己申告で宣言するというルール。サイコロには１〜４の数字と「×」の目が２つ。「×」の目が出たら、食人植物のいる谷へまっさかさま。それだけにウソをつかざるを得ない状況に。ウソの数字を言っても他のプレイヤーがスルーすれば、宣言した数だけコマを動かし手番は終了。
ゲーム中、宣言に対して他のプレーヤーが「怪しい。ウソだ！」と言えば確認タイム。
サイコロの出目を確認し、宣言が本当なら「ウソだ！」といったプレイヤーは橋から下へ落とされ脱落。逆にウソを見破られたら自分のコマは橋の下に落とされることに。
まわりの人が注目するなか、いかに上手にウソが言えるか？　演技力が勝負のカギを握るドキドキ系ブラフゲームです。

サイコロを振り、自分のコマを反対岸へと渡らせるゲーム。たったの9マスだが、サイコロの目は１〜４と２つの×マーク。ウソ言わなきゃいけない状況での演技力が問われます

「チャオチャオ」はイタリア語で「バイバイ」という意味。ウソを見破られたり、本当のことを言った人を疑ってしまった時は「チャオチャオ」と言いながら谷底へ落とされてしまいます

◆対象年齢：8歳以上
◆プレイ人数：２〜５人
◆プレイ時間：約25〜30分

７ならべのように場に置かれた一枚のカードから、プレイヤーは順番にカードを置いていく単純な進行のゲームです。
ただし、７ならべと違うのは８の隣に７や９ではなく、５や10といった数字をとばして置いても良い所がポイントです。

数字は0〜16までしかないので誰かが出せなくなった場合、もしくはカードを出したくないと思った人が、既に場に出ているカードを、マイナス点として引き取らなくてはなりません。
これを繰り返し、山札がなくなったら終了。得点計算はカードの数字の側にあるハエの数で計算し、１番少ない数の人が勝利します。

カードの数字は全部で0〜16までの17枚。写真のようにカードの色により右上に描かれたハエの数が異なるので、どのカードをどのタイミングで出すかを考えるのが醍醐味になります。そうした戦略で相手を追い詰めたりできる展開が面白く、ウソのような逆転劇が生まれてゲームは白熱します。

また特殊なカードも存在します。例えば上の写真のカードは”おじゃま牛”。４と６の間など、空いた場所に割り込むことができます。

こちらの”曲芸牛”カードは場に既に出ている７や９の数字の上に重ねて置くことが可能です。

カードゲーム初心者でも簡単に遊べて、アツくなれるお薦めのゲームです。
家ではもちろん、キャンピングカーの車内やテント内でみんなが盛り上がること間違いなしです。

◆対象年齢：7歳以上
◆プレイ人数：2〜5人
◆プレイ時間：約10〜30分

キーワードから語り部となる親の絵を連想し推理する
ディクシット/ Dixit

タイトルのディクシットとは、ラテン語で「言う」の意味で、フランスでは根拠なき主張を揶揄するときに使う言葉。そんなタイトルにぴったりなコトバが重要になるカード当てゲームを紹介します。
特徴はトランプよりも大きなカードを使うことで、メルヘンな世界が１枚１枚に描かれており想像力をわきたててくれます。

ゲームは、プレイヤーが6枚ずつの手札を持ち、1人ずつ順番で語り部（親）となります。語り部は自分の手札から任意に1枚を選び、その絵柄から思いついたキーワードを宣言します。親以外のプレイヤーは自分の手札からキーワードにいちばん関係していると思ったカード1枚を選出します。

全員がカードを選出したら、語り部がそれをシャッフルして並べ、語り部以外のプレイヤーは「語り部の選んだカード」だと思われる１枚に投票します。
投票後、答え合わせした結果によりポイントを獲得。ゲームでは全員当たりまたは全員外れの場合、語り部はポイントを獲得できないため、バレバレでも、的外れでもない、コトバ選びが要求されます。
投票後の答え合わせの時は、１つの言葉からなぜこうも出されるカードが違うのか？ みんなで大盛り上がりになりますこの時間がいちばん楽しいです。

箱の内側は得点票となるボードになっていて、１ゲームごとに自分のカラーのウサギコマを獲得ポイントずつ進めていきます。大人数でも楽しめるのもいいですね。
ディクシットは海外でも人気のゲームで拡張版も販売されており、カードの種類が増やせるのも嬉しいポイントです。

◆対象年齢：8才〜
◆プレイ人数：3〜6人
◆プレイ時間：約30分

プレイヤーたちは、嫌われ者たちが描かれたカードをほかの人に押しつけようとします。カードにはコウモリ、ハエ、ネズミ、サソリ、ゴキブリ、カエル、クモ、カメムシなどの８種類の嫌われ者が描かれています。

自分の番ではカードを伏せたまま任意の人に向け、何が描かれているかを宣言します。向けられたほうは、その宣言が本当かどうかを見極めます。
相手に見極められてしまったら自分の出したカードはそのまま自分が引き取らなくてはならなりません。しかし、うまく欺すことができたら相手に引き取らせることができます。それだけに、宣言して出すときの演技力はとっても大事になります。

引き取った嫌われ者のうち、同じ種類が４枚たまった人がゲームの敗者になります。本当とウソの読みあいで進む、楽しいブラフゲームです。

◆対象年齢：8才〜
◆プレイ人数：2〜6人
◆プレイ時間：約20分

６×６マスのボードに自分のコマである８つのオバケを写真の位置にランダムに配置します。一回の手順で動けるのは１つのオバケで上下左右いずれか１マスです。

ルールはとっても簡単。8つのオバケのうち、”良いオバケ”１つをうまく→マークの出口から出せたら勝ちになります。“良いオバケ”とはオバケの背中にあるマークが青色のコマを指します。また、背中のマークが赤色なら”悪いオバケ”になります。

ほかにも、相手に”良いオバケ”を４つ取られる、もしくは”悪いオバケ“を取らせても勝つことができます。　相手のオバケが”良いオバケ”か”悪いオバケ”かの見分けが付かない所がゲームを楽しくさせるポイント。相手に”良いオバケ”と悟られないように工夫しながら、相手側にある出口を目指します。互いに疑心暗鬼になりながらの心理戦がとっても楽しいです。
相手によって戦法も違うので何度でも遊びたくなります。また、子どもでも簡単に遊べるのでオススメです。

◆対象年齢：8才〜
◆プレイ人数：2人
◆プレイ時間：約15分

ピラミッドに眠るという数々の財宝を求め、探検家たちは勇み足で内部に進んでいきます。しかし、そこには宝を盗み出す者を許さぬミイラが……。と、ワクワクするストーリーのゲーム。特徴的なのがこのゲームの作りで、パッケージを開けたら中箱を土台にし、ボードをはめ込んでタテにした状態でプレイするというのがとても斬新です。

ゲームのほうは、探検家たちとミイラ役に別れ、ボードを挟んで反対側に座ります。それぞれのスタート位置にマグネットのコマを置き（貼り付け）ゲームはスタート！　ミイラのコマだけがボードの両側から挟んでいるため、探検家サイドのボードではミイラの動きがひと目でわかりますが、ミイラ側からだと探検家たちがどこにいるかまったく分かりません。
写真C4
そこがこのゲームの面白いところで、探検家はミイラの動きを予測しながら、捕まらないように目的の宝を取りに向かわなくてはいけないし、ミイラは探検家がどの宝を奪うのかを予測しながらピラミッドの中を歩き回る。ゲーム中はとってもスリルがあります。子どもでも分かりやすいルールなので、家族でも楽しめるお薦めのゲームです。

◆対象年齢：8才〜
◆プレイ人数：2〜5人
◆プレイ時間：約30分

テムズ川にビッグ・ベンなど、ロンドンの街が描かれたボードを舞台に、１人のプレーヤーが怪盗ミスターＸ（エックス）、残りの人がスコットランドヤードの刑事になって怪盗Ｘを捕まえます。1ターンが1時間を意味し、24ターン（24時間）以内で怪盗Ｘを逮捕できれば刑事側の勝利、逮捕できなければ怪盗Ｘの勝利という簡単なルール。ゲーム時は、ボード上に怪盗Ｘのコマが置かれないためにどこにいるのかがまったく分からないものの、３・８・13・18・24ターンのみボード上に出現します。

怪盗Ｘの移動手段がわかる記録盤は常に刑事側も見ることができるので、怪盗Ｘが出現し、どのような方法で移動をしていったかを確認、または推理しながらみんなでその行方を追い詰めていくことができます。この過程がとても面白く、刑事サイドは「地下鉄で移動したに違いないから北に向かったはず」、「イヤ、南の方角じゃないかな？」とかワイワイ言いながらコミュニケーションを取って楽しめます。

怪盗Ｘ側は若干の孤独感があるものの、追い詰められつつも逃げ切ったときの爽快感は格別。ドロケー遊びがボードゲームで、それもロンドンを舞台に楽しめるのが魅力です。また、東京版も販売されているので慣れたらそちらで遊ぶのもお薦めです。

◆対象年齢：10才〜
◆プレイ人数：２〜６人
◆プレイ時間：約45分