みなさんはお遍路をご存じですか？ お遍路とは弘法大師の足跡を辿り四国八十八カ所の霊場を巡拝すること。大泉洋さんが出演している大人気テレビ番組「水曜どうでしょう」でもお馴染みですよね。
「邊地（へち）」と称される山野や海沿いといった大自然にある険しい道に足を踏み入れ、役行者小角や行基菩薩、弘法大師（空海）といった行者が霊場の寺を開いたことで、信仰を集めるようになったと言われ、2014年には霊場開創1200年の節目を迎えています。
巡礼は「同行二人」といって弘法大師とともに回る道ともされ、大師が修行した寺を巡り、四国巡礼を終えたら、その締めくくりとして高野山で旅の無事を報告し「満願成就」となります。お遍路は平安時代以降に一般庶民にも広がりをみせ今日に至っております。
近年では信仰だけではなく、病の克服や、自分探し、パワースポット巡りやウォーキングなどその目的も多様化しているのが特徴。
徒歩はもちろん、自転車、バイク、タクシー、レンタカー、マイカー、観光バスなど手段もさまざまで、まわり方についても人それぞれです。
今回紹介するのは軽キャンパー「ミニチュアクルーズ」シリーズの遍路エディションです。
このモデルを生み出した岡モータースは香川県にあるキャンピングカービルダー。
2011年にデビューしたミニチュアクルーズは人気の軽１ボックスである「スズキ・エブリイ」をベースに、質感の高く使いやすいキャビネットや寝心地のよいベッドキットを搭載。発売後、その作りのよさで大ヒットした定番の軽キャンパーです。そんなミニチュアクルーズをベースに、お遍路に最適な装備を満載しています。
インテリアは和モダンなテイストで落ち着きのある雰囲気。畳風のベッドマットは50mm厚のウレタンクッションで寝心地が抜群。
キャビネットには白衣が掛けられるようになっているほか、菅傘や金剛杖、納経帳が収まる専用スペースが設けられているのも大きな特徴。右後部にある障子部分はリモコンで色や明るさを調整できる間接照明を内蔵。夜もムーディです。
さらにオプションでコタツも用意されています。
以前、取材で実際にミニチュアクルーズに乗って巡礼したことがあるのですが、ビッグサイズな車両だと通行するのに苦労させられる場面でも、スイスイと走って行けるサイズと取り回しの良さに驚きました。また、大人2人での就寝も快適です。
車名には「遍路エディション」とありますが、茶室のような和風デザインで選ぶのもアリだし、１人や夫婦での神社仏閣やお城巡りの相棒には最適だと思います。気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。
