HC1 by Happier Camper
まるでカシータのようなバスタブを上下にくっつけたような卵型のスタイル。そして、古き良き40〜60年代を彷彿とさせるサイドフェンダーのデザインや7インチの大型テールランプ、エントランスドアの丸窓。ぱっと見るとクラシックなキャンピングトレーラーにも見えてしまうが、このHC1は実は新車なんです。
この車両を手がけるのはカリフォルニアにあるハピアキャンパー社。ボディはFRP製で、断熱性を上げるため二重構造にしている。全長は396cmと短く、取り回しだって楽に行える。乾燥重量もわずか499kgなので、けん引免許も不要。中型(普通)自動車免許だけで引っ張ることができます。
注目のポイントはインテリアに採用された、イスやベッド、荷物入れにもなる独自のキューブ。”Adaptiv”と呼ばれる、特許も取得している独自のコンポーネントを用い、この樹脂製のキューブを並べることでインテリアのレイアウトが自由に変更可能。床には凹凸のある3×5マスの溝があり、キューブをはめ込むことでコの字や二の字ソファ、ベッド展開が行なえる設計になっているんです。
また、このキューブは外に持ち出してアウトドアでのキャンプチェアとしても使えます。
さらに、キューブを家に置き、バイクなどのトランスポーターとしても活用もできます。室内の掃除をするときも、床部分には排水溝があるので、車内をデッキブラシで丸洗いする!なんて大それたこともこともできちゃいます。
キッチンアイテムやウィンドー、棚など、オプションも豊富にそろっているし、ボディのカラーバリエーションも多いので好みの1台にできるのはうれしいですね。旅や外遊びの新しい仲間として考える価値のある1台だと思います。
日本では西尾張三菱自動車販売とUTL:ユニークトレーラーラボが正規取扱店になっていますので、気になる人はそちらをチェックしてみてはいかが?