KANGOO POP by White House
カングーは古くはキャトル・フルゴネット(1961)やエクスプレス(1985)などの商用エステートワゴンをルーツにしています。初代モデルは2002年に国内で販売が開始され、2009年に現在の2代目へとモデルチェンジしました。
室内高の高い広大な荷室は使いやすく、見た目の愛らしさや道具感もあり、生活臭のないカジュアルさが人気となっています。
そんなカングーにもっと「遊び感」を足したモデルがこのカングーPOPです。
POPとは「ポップアップルーフ」のことでルーフが改良されているのが特徴です。ルーフはカットされテント生地やフレームを装着。天井を持ち上げれば、室内高と同時に空間面積がグンっとアップしノーマル時との開放感が倍くらい増します。それだけに、車中泊や車内でのくつろぎ時間も贅沢に感じられます。
ホワイトハウスというメーカーは日本で一番ポップアップルーフを製作している名ブランド。2ピース構造による強固で安全な作り込みや耐久性、そして防水性にテント生地のこだわりなどは折り紙付き。ルーフテント部分にはメッシュウィンドーも装備され、通気性がよく夏場でも快適な仕様になっています。ルーフベッドのサイズは1880×1030mmと大人2人がゆったりと寝られます。
セカンドシートを前に倒して、荷室と合わせてリビングに変身する「マルチソファベッド」は、荷室を広く使いたいときは取り外すこともできます。リヤゲート側からコの字ソファでまとめたレイアウト。就寝時は女性でも簡単にベッド展開が行えます。ベッドサイズは1830×1130mmで、生地については写真のテキスタイルオレンジのほか、フェードブルーもラインナップしています。
写真A4
とっておきの注目ポイントはマルチソファベッドに装着されるアウトギャレー。リヤドア側のソファ下がスライド式の収納スペースになった設計で、右側には給水タンクとシンク(流し台)が搭載されています。簡単な洗い物をはじめ、洗顔や歯磨きにも便利です。左側にはカセットコンロやアウトドアグッズが収納できます。
本格的なキャンピングカーまでは必要ないけど、普段使いもしやすく外遊びに使える可愛い1台。2人でも家族でも楽しめる、お洒落でマルチユースなモデルと言っていいでしょう。